川内駅東口に建設中のコンベンションセンター。太陽光発電システム・蓄電池システム・地中熱を利用した水熱源空調設備・EMS(エネルギーマネジメントシステム)等を導入する通称「次世代エネルギーシステム導入事業」も同時進行しています。

平常時は川内駅コンベンションセンター自体の低炭素化とエネルギー効率の向上を図り、非常時においては、導入設備を活用した防災拠点設備として整備します。

地中熱利用のシステムとは、ヒートポンプの熱源として空気熱(外気熱等)の代わりに地中熱(地下の熱)を利用する方法です。地中熱(自然エネルギー)を利用するため、普通のエアコンを利用するよりも、CO2を削減することができます。

5月9日より7月上旬まで、地中熱を利用した水熱源空調設備の、地中熱交換器(50本の)設置工事が行われました。そして、その地中熱交換器50本を配管をし、機械室からコンベンションセンターの空調に利用します。

今回のレポートするのは、「配管」です。地中熱を利用した水熱源空調設備の地中熱利用システム工事(ボアホール方式)が一つひとつ始まり、すでに設置されている50本のチューブ一つひとつを空調設備につなげるため、広場部分の配管の工事をおこなっています。


作業を進める中で、それぞれのエリアで耐圧試験も行いました。前回は1本1本に試験を行いましたが、今回は配管エリアに広げ、試験を行いました。

2020年からは周辺建物・センター自体の工事に合わせ、太陽光発電、蓄電池等次世代エネルギー設備も含め設置していきます。