エネルギー分布図

新エネルギーとは

国際的に定義されている「再生可能エネルギー」の中で技術的に実用化段階に達しつつあるが、経済性の面での制約から普及が十分でないもので、石油代替エネルギーの導入を図るために特に国として支援が必要なものを新エネルギーといいます。 参考リンク:新エネルギー利用等の促進に関する特別措置法

新エネルギーのメリット

  • メリット 環境に優しいエネルギーです。
  • メリット 石油の消費を減らすことができます。
  • メリット 身近なエネルギーで様々な利用方法があります。

新エネルギーの種類

様々なエネルギー源を活用した新エネルギーの一部をご紹介します。

太陽光発電
日本を代表する新エネルギー

太陽光発電

太陽光発電導入の実績では、ドイツとともに世界をリードする日本。近年は住宅用太陽光発電システム以外に、産業用や公共施設などで導入が進んでいます。

太陽熱利用
歴史と実績のシステム

太陽熱利用

太陽の熱エネルギーを集め、給湯や冷暖房などに活用するシステム。一般家庭では太陽熱温水器が広く普及しています。最近では太陽熱を利用した新しい冷房技術開発も進められています。

風力発電
風の力で電気を起こす

風力発電

「風の力」で風車をまわし、「電気」を起こします。風力発電は、風力エネルギーの約40%を電気エネルギーに変換できる比較的効率の良い点も注目されています。

雪氷熱利用
雪や氷の冷熱エネルギーを有効活用

雪氷熱利用

冬の間に降った雪や冷たい外気を使って凍らせた氷を保管し冷房や冷蔵に利用します。利用地域は限定されますが、資源は豊富にあることから注目される取り組みです。

中小規模水力発電
水資源の有効活用

中小規模水力発電

中小規模水力発電は、わずかな落差や未利用な落差を利用して、水資源を有効活用できます。新エネルギーと呼ばれる中小規模の水力発電は1,000kW以下とされています。

地熱発電
火山国日本の恵み

地熱発電

地熱利用は戦後早くから注目されていました。安定して発電ができる純国産エネルギーです。新エネルギーと呼ばれる地熱発電は「バイナリー方式」のものに限られています。
温度差熱利用
期待される地域熱供給源

温度差熱利用

地海や川の水温は、夏も冬もあまり変化がなく、外気との温度差があります。これを「温度差エネルギー」といい、ヒートポンプや熱交換器を使って、冷暖房などに利用できます。

バイオマス発電
植物などから得られた有機物を利用した発電

バイオマス発電

バイオマス発電では、この生物資源を「直接燃焼」したり「ガス化」するなどして発電します。技術開発が進んだ現在では、様々な生物資源が有効活用されています。

バイオマス熱利用
動植物などの生物資源がエネルギー源

バイオマス熱利用

バイオマス資源を直接燃焼し、発生する蒸気の熱を利用したりバイオマス資源を発酵させて発生したメタンガスを都市ガスの代わりに利用することなどをいいます。

バイオマス燃料製造
バイオマス資源を燃料に変える

バイオマス燃料製造

バイオマス資源を構成している有機物は燃料に変えることができます。さとうきびからメタノールを作ったり、家畜の糞尿などからバイオガスを作ります。

薩摩川内市竹バイオマス産業都市協議会

薩摩川内市周辺の竹資源をバイオマス(生物由来の再生可能な有機資源)として捉え直し、産業化を推進する活動を行なっています。

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海洋エネルギーの活用

薩摩川内市独自の取り組み

薩摩川内市では、先の「新エネルギー」に加えて東シナ海に面する位置条件から海洋エネルギー活用の可能性も視野に入れたエネルギーの作り方や使い方を研究しています。

波力発電
波の力で電気をつくる

波力発電

波力発電は波が上下する力で発生する空気の流れを利用してタービン(羽根車)を回し発電します。海の多い東シナ海では、有望な発電方法として期待されています。

潮汐発電
潮の満ち引きで電気をつくる

潮汐発電

潮汐発電は1日にほぼ2回ある潮の満ち引きを利用した一種の水力発電です。湾を堤防で締め切り、湾内と外側の水位の落差を利用して発電を行います。

海潮流発電
流れの速さで電気をつくる

海潮流発電

「瀬戸」や「海峡」のような海底地形から発生する潮の流れで発電するのが潮流発電、潮の満ち引きによる海流の流れで発電するのが海流発電と言われます。

海洋温度差発電/熱利用
海水の温度差で電気をつくる

海洋温度差発電/熱利用

海洋温度差発電/熱利用は、水温が低い海中と水温が高い海面との温度差を利用した発電方法です。

革新的なエネルギー高度利用技術

革新的なエネルギー高度利用技術

新エネルギーには含まれないものの、再生可能エネルギーの普及、エネルギー効率の飛躍的向上、エネルギー源の多様化に貢献する新規技術として、「クリーンエネルギー自動車」「天然ガスコージェネレーション」「燃料電池」も新エネルギー社会の実現に貢献しています。

用語集

  • 再生可能エネルギー

    太陽がある限り地球が存在し、地球上で絶える事なく再生可能なエネルギーを指します。
  • バイナリー方式

    バイナリー方式は、地熱流体の温度が低く、十分な蒸気が得られない時などに、地熱流体で沸点の低い媒体(例:ペンタン、沸点36℃)を加熱し、媒体蒸気でタービンを回して発電するものです。
  • バイオマス

    バイオマスとは、エネルギー源として利用できる生物体、また、それらの生物体を利用することを意味します。バイオマスは再生可能なエネルギーの中で唯一有機性です。
  • クリーンエネルギー自動車

    クリーンエネルギー自動車は、電気自動車、ハイブリッド自動車、燃料電池自動車、天然ガス自動車、メタノール自動車があります。
  • コージェネレーション

    コージェネレーションとは、内燃機関、外燃機関等の排熱を利用して動力・温熱・冷熱を取り出し、総合エネルギー効率を高める、新しいエネルギー供給システムのひとつです。
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