川内駅東口に、公共・民間が一体となって新たな「にぎわいの創出」を目的に整備するコンベンション機能を核とする複合施設「川内駅コンベンションセンター」は平成30年12月19日に起工式をおこない、着々と工事が進んでいます。

そのコンベンションセンターに太陽光発電システム・蓄電池システム・地中熱を利用した水熱源空調設備・EMS(エネルギーマネジメントシステム)等を導入する通称「次世代エネルギーシステム導入事業」も工事が始まりました。平常時は川内駅コンベンションセンター自体の低炭素化とエネルギー効率の向上を図り、非常時においては、導入設備を活用した防災拠点設備として整備します。

5月9日より、地中熱を利用した水熱源空調設備の、地中熱交換器設置工事が行われています。
地中熱利用のシステムとは、ヒートポンプの熱源として空気熱(外気熱等)の代わりに地中熱(地下の熱)を利用する方法です。地中熱(自然エネルギー)を利用するため、普通のエアコンを利用するよりも、CO2を削減することができます。

今回行っているクローズドループ方式は、深度20~100m程度の地中熱交換器に水など不凍液等を循環。ダクトに外気を導入・通気し、熱交換された させ、ヒートポンプで熱交換させるもの。設置場所を問わない。(引用:環境省説明PDF:3ページ作業の一部が薩摩川内市で現在進行しています。)

5月16日の工事の様子です。

№1 ボーリング(円筒状の穴を打つ)をしています。打つ距離、下に100mほどです。(長い!)

№2 ボーリングした穴にケーシング。(掘った穴が崩れないように空洞の円柱をつけます。)

№3 そこにチューブが登場。

№4 左下の青緑の部位に注目。

№5 先ほどの部位にチューブを通します。

№6 チューブの先に打ち殺しの重りをつけます。

№7 重りの重さと人の力でチューブを落としていきます。

№8 あんなに巻かれて長かったチューブが約100m下まで届きました。

 

3日で2本のペースで熱交換器(Uチューブ)が設置されています。全部で50本を設置予定です。
施設が出来上がるころには見れない光景、貴重な様子をお届けしました。次回レポートもお楽しみ♪


コンベンションセンターの愛称を募集し、「薩摩川内市川内駅コンベンションセンター愛称選定委員会」による厳正な一次審査により選出された5候補の投票を現在行っております。締切6月7日詳細はhttps://www.city.satsumasendai.lg.jp/www/contents/1556191823888/をご覧いただき、ご投票をよろしくお願いいたします。