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「薩摩川内市 知ってる?シリーズ」第3回 2018.12.21

 

みなさんの周りにどれくらいの竹山がありますか?

実は、鹿児島県は竹林面積が全国一位、そしてなんと県内でも薩摩川内市が一位だって知ってました!?

なぜ、薩摩川内市にこんなに竹が多いの?

一説によると河川の両岸を若竹等の竹林を植栽して河川を固定する方法が普及し、昭和30年代前半までは、川内川本川や支川で、堤内側に水田のある河岸のほとんどが竹林堤防だったとのこと。そして次第に範囲を拡大し、今の竹林ができあがっていったのだそうです。
実はこの竹、幹は工芸品や建材として、枝・葉はバイオマスエネルギーの燃料として、また細かくチップ化された竹は紙の原料として、さらに細かく砕いてセルロースナノファイバー※として、いろいろなモノに姿形を変えて私たちの身の回りに存在しているんです。竹って、余すところなく使えるんですね。

タケの力をマチの力に!

「だったら、私たちの薩摩川内市で、この資源を使わないなんてもったいない!!」
そんな思いから発足した「竹バイオマス産業都市協議会」の活動をしっていますか?
この協議会では、竹の育成・伐採・利活用について様々なビジネスを支援しています。
例えば、地域の遊休施設を拠点とした竹の生産・加工・販売によるコミュニティビジネスを始めてみるのはどうでしょう。休耕田などを利用して竹の種類や生育年数を管理して育てると、京都の観光竹林のようにお客さんを呼べるようになるかもしれません。
様々なモノに変化する竹林は、いろいろな可能性を秘めているまさに宝の山です。
この協議会の活動は、ぜひ、こちらのホームページをご覧ください。

ほかにもいろいろな用途に使えないか?
ビジネスチャンスにつながらないか?
ただ今研究中!今後の展開をお楽しみに。

※セルロースナノファーバーとは、木材繊維をナノレベルまで細かくほぐした素材で(鋼鉄の5分の1の軽さで5倍の強度)、自動車や家電等に活用することで軽量化が図られ、エネルギー効率が向上し、地球温暖化対策に多大なる貢献が期待ができる新素材です。

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