こしき島「みらいの島」共同プロジェクトで導入された40台がどのような活用・情報の発信をされているか、ご紹介する通信【こしき島「みらいの島」共同プロジェクト通信】も2巡目です。
実証期間の3年間、引き続き通信をお届けしてまいります。各事業さんの日々の取り組み、活用の様子をご覧ください。2巡目はインタビュー形式でのお届けです。(1巡目はこちら

まずはじめに、寿し膳 かのこさんのご紹介をお願いします。

平成10年に上甑島に店を構え、今年で20年になります。甑島近海で捕れた魚介類のお寿司や、お魚料理を提供しています。店名である「かのこ」の名称は、「イカの鹿の子切り」が由来となっています。
メニューは、「握り寿し・海鮮丼・マグロ丼・イカ丼・船盛り」を提供しており、もちろん冷えたビールも有ります。
主人の一押しは、甑島近海で養殖している「クロマグロ」で、脂が乗ってとても美味しいです。
お客様がその日に釣った魚も捌きます。お食事で余った魚に大根の剣(けん)などを、刻んで混ぜた巻き寿しは、お客様にも好評です。
また、食事にサービスで、温かいアオサらーめん(アオサ「緑藻」を麺に練り込んだもの)が付きますが、病み付きになる美味しさです。
お昼と夜に営業しており、上甑島・中甑島内はもちろん、フェリーを利用して、下甑島にも配達いたします。

電気自動車の利用方法はどのようにされていますか?

魚の仕入れや料理の配達、予約のお客様の送迎や、観光案内所から当店を紹介されたお客様を、「観光船かのこ」の乗り場までお送りするときに活用しています。

そうなんですね。どのような経緯で活用をお考えになったのですか。

e-NV200が導入されるときに、地球に優しく排気ガスの出ない電気自動車が、鮮度が重要な魚料理を運ぶのに適していること。甑島は、公共バスの本数が多くないことから、来店されるお客様をゆったり乗せ、送迎することが出来る、5人乗りをお借りしました。

お店の前でパチリ!これから主人の作った美味しいお寿司を、電気自動車に乗せて、お客様に配達します


後続を走る車のドライバーにも「寿し膳かのこ」をPRしています。「カノコユリ」の写真ステッカーも貼っています。

本日は、中野集落と江石集落にお寿司を配達します。走行中、料理が滑らないよう、マットを使用しています。

親戚宅に帰省中のお客様、久しぶりに食べる甑島の魚は美味しいことでしょう。大変喜んでいただきました。

料理の滑り止めもばっちりで、鮮度を保つために利用されている電気自動車の様子でした。料理を楽しみに待っているお客さんの様子もとても伝わってきます。