9/21の「おはよう!次世代エネルギー」は【株式会社 橋口組 常務取締役 古田宣稔さん】に出演していただきました。

会社での新エネルギーの取り組みなどについてお話していただきました。

古田さんは、青年海外協力隊でアフリカ・タンザニア共和国へ湾岸道路建設に道路設計隊員として2年間従事され、その経験から、海外プロジェクトマネージャーとして、これまで30か国、7年の海外生活をされています。60歳を迎えられ、薩摩川内市に帰郷され、㈱橋口組に入社されました。
NPO「じゃっど」の理事をされており、2007年から薩摩川内市の高校生、大学生を中心にラオスへの体験事業を行っていらっしゃいます。薩摩川内市の若い世代の人々に(途上国など)世界を知ってもらいたいと考え活動されています。
今年も川内高校、川内商工、れいめい高校、純心大学、鹿児島大学の学生各1名計5名を9日間ラオスに派遣します。

㈱橋口組さんは弊社は建築、土木共に鹿児島県のAクラスで官公庁から民間まで幅広く受注、それに新エネルギーの分野を加えた3本を柱に昨年は24億円を売り上げがあったそうです。建築では薩摩川内市の防災センター、民間では現在病院を建設中、変わった所では富士通あとに東京の一部上場会社の野菜工場の建設、それと災害に強い鉄筋コンクリート造りのユーミーマンション、テレビでおなじみの「ビフォーアフター」に出演していた建築家に依頼し設計した建売住宅を進められています。土木に関しては国土交通省の国道10号線維持管理、現在県道の改良工事を行われています。

次世代エネルギー課との関わりとしてはやはり3本目の柱です。
橋口組さんは、早い時期から太陽光発電に取り組んでいらっしゃいました。薩摩川内市の次世代エネルギーの説明会や講習等に積極的に参加されていました。住宅建築では国の政策であるZEH(ゼロエネルギーハウス)の建築も進めており、新築住宅の補助等で、次世代エネルギー課との関わりが生まれました。

次世代エネルギーに取り組むことが、新しいビジネスチャンスになると考え、平成24年度からメガソーラー発電所建設に着手されています。薩摩川内市で平成24年度稼働の港町にあるエネオスのメガソーラー、南国殖産のコマーシャルに出てくるメガソーラー発電所を初期から建設、自社でも発電所を持たれています。メガソーラーを種子島、伊集院、鹿屋に建設したり、広島で調査したりと鹿児島県にとどまらず、事業展開を図られ、それに伴い顧客は全国に広がったようです。
一風変わった話も聞かせていただきました。「昨年アメリカの発電事業者が太陽光の候補地を探しに薩摩川内市来られ、数か所調査に同行しました、アメリカの買取価格は8円位で日本は下がってきているけれどまだまだ魅力的な市場のようです。新エネルギー分野の仕事をすることで、新しい顧客が生まれ、新しい情報が収集できます。そのことで、仕事に広がりが生まれてくると思っています。」
次世代エネルギーが世界での取り組みであることを改めて感じられるお話でした。

また、風力発電にも取り組まれています。長島に小型風力を建設、今月で4基完成されました。残り9基を順次建設されます。「太陽光は土地の確保、風力は1年前から風速調査等、新エネルギーは時間がかかる事業です。顧客との信頼関係を続けることが成功の鍵になります。将来はバイオマスも取組みたいと考え、四国のうどん工場の小型バイオ発電も見学に行きました。四国はうどん粕による発電、北海道では畜産の牛糞発電、焼酎粕による発電等まだまだエネルギーの分野は新しい技術が生まれてくると思います。」と自然エネルギーの分野への今後の広がりの可能性をお話していただきました。

「この間、北海道胆振東部地震で北海道全体が停電し、今後の各家庭に発電機の設置、蓄電池システムによる自給自足のシステムの普及が急速に進むのではないかと思います。地震大国ニッポンはいつ何処で地震や台風災害が発生してもおかしくありません。太陽光+蓄電池システムまたは発電機+電気自動車、電気自動車は蓄電池と一緒ですからこんな組合せが近い将来、普及するのではないでしょうか。」新しい提案もありました。

明日は、薩摩川内市の、日本一のイベント「川内大綱引」です。古田さんは審判長をされます。
「3000人を超える裸の若者が力の限り魂を震わせて戦う男の祭りです。場所は向田側国道3号線。中心は山形屋と中園モータースの間です。
15時30分に綱運び、3号線を通行止めにし、20時15分から始まります。始まる前には、ぜひ、見て触って、引いてください。本番では、中秋の名月の元、もののふの体から立ち上がる熱気をご覧ください。」

今回のプレゼントは「川内大綱引Tシャツ」を男女各1名様です。応募時にはサイズの記入もお願いします。