11/10は【中越パルプ木材株式会社 原燃料部長 近藤 博さん】に出演していただきました。
中越パルプ木材株式会社さんは、中越パルプ工業株式会社川内工場原燃料チップの調達(国産材、年間60万トン(竹2万トン)の集荷)をされています。
また、近藤さんは薩摩川内市竹バイオマス産業都市協議会で竹の収集処理地域システム分化会幹事もされています。
中越パルプさんには今話題の新素材のCNFだけでなく、竹紙生産の仕組みがあります。
竹紙の生産をしているのは国内で唯一です。薩摩川内市の特産品でもあります。
竹紙を作るきっかけを簡単にご説明。
鹿児島県は竹林面積日本一。日本中で竹害が出てきたとき、鹿児島県はどこよりも早く対策に取り組んできました。中でも北薩は指折りのタケノコ生産地。以前は若い竹を効率的に切り、竹を家の枠組みや竹食器に使っていました。しかし、その用途が徐々になくなっていきました。そして、とうとう切った竹を処理できない状態がが続いきました。
そこで約20年前から、自治体等と一緒に竹から紙を作ることになったのです。それから地域の資源として製紙を続いています。そして平成23年、エコプロダクト大賞も受賞しました。
竹紙は普通の紙と質視点から「特別な紙」にはできないが、竹害がきっかけとなって作られたという紙だということが知られ、CSRに熱心な会社の方が利用されています。
竹の課題には、今現在も取り組んでいます。
竹の収集は、タケノコ伐採している方が、竹も伐採し、収集している状態。継続的に利用をするためには最低でもその状態を続けていくことが必須となります。さらに、発展も求めていく必要があります。
いいタケノコをとるためにもタケノコ自伐型竹材利用システムを継続することが大切です。
自分の土地の竹を切った人が軽トラに(数百キロ)一番近い加工工場にもっていく、キロいくらで買い取る。自治体等はその金額に補助金を出す。こうして少量輸送に徹しています。
土佐の森・救援隊の講演を聞いた時から「自伐型」という言葉を使っているそうです。
そして、土佐の森・救援隊は現在、NPO法人自伐型林業推進協会と名をかえ全国的な活動を行われています。
その「自伐型林業推進協会」と「竹バイオマス協議会」が共催する「北薩地域自伐型林業推進フォーラムin薩摩」が行われます。
内容は、その、北薩地域の山林の現状に見合った小規模山林・竹林伐出技術「自伐型林業」の取り組みの紹介(講演及びパネルディスカッション)
日時 11月12日13時~16時
場所 ホテルオートリ(薩摩川内市白和町)
当日受付、参加無料です。
対象 所有する山林や竹林の整備にお困りの方、放置竹林を整備してタケノコ性山林への転換を考えている方、林業に興味のある方はどなたでも
今回のプレゼントは、「竹紙ノートセット」を5名様です。どしどしご応募ください!