11/4は【八木竹工業株式会社 代表取締役 八木 秀作さん】【めぐりて 販売スタッフ 堀上 駿さん】に出演していただきました。

八木竹工業さんには、竹バイオマス産業都市協議会に参加して頂いています。
八木竹工業さんは、大正14年創業で、鹿児島の竹を活かした製品を生み出し、産地と言われる京都や大分に卸を行っています。
初代は、編組(竹編み)の技術を活かした花篭等を製造、二代目はその技術から量産化を実現してテーブルウエア等を、
今回のゲスト三代目八木秀作さんはそれらを直販型にと、東京でショップ「めぐりて」二店舗を他県の職人達と展開、コラボ商品開発にも力を注いでおられます。
伝統を受け継ぎ、それぞれの時代に合わせたニーズに対応されています。
販売スタッフの堀上さんは地域おこし協力隊にも興味があり、それも踏まえて今回薩摩川内へ来られたそうです。

「めぐりて」では職人さん自身も販売されていて、愉快な方が多く、みなさんで楽しんで販売されていらしゃるそうです。
「めぐりて」には「つくり手」「伝え手」「使い手」といろんな人が関わっていく繋がっているという想いがこめられています。

早速、店舗で販売されている商品をご紹介して頂きました。
まずは、「くし」です。くしのどこに竹が使われているのかというと、「もち手」です。
竹の特長として加工ができることがあり、敢えていぶして焦げ目をつけて取っ手を作られました。
頭に直接当たる部分は古来より続く「ツゲ」です。
静電気がおきにくい・髪に艶がでる・抜け毛や切れ毛がなくなる・天然パーマやくせ毛が落ち着く・うねりが落ち着く、など多くの効果があります。
「竹100%」の製品だけでなく、いろいろな材料と組み合わせひとつの製品にしています。

ショップでは、日常に密着したキッチン道具・家具などが人気です。
キッチン商品は値段もお手頃です。
来店される外国の方から「beatiful!」とお声をいただくそうです。
八木さんご本人も職人として、製作、販売に携われています。

薩摩川内の工場には職人3名と内職の方で製造、卸をされています。
頭でなく、手での技術が高いです。
技術継承のために、若い方が魅力を感じてもらえるよう見せ方を変えて実演販売もされています。
そして、興味を持っていただいた方には、体験をしてもらって、技術を覚えてもらうのだそうです。
堀上さんは、今回、工場で台紙を使い、編む作業もされました。
今後の販売でのお客さんへの説明も良く変わっていきそうです。

今後は、外国の方など、違う層に買ってもらえるよう考えていらっしゃいます。
日本の方は素朴さだったり、伝統であったりを感じて買っていただくのに対し、
外国の方見た目、色目で買われます。
そういったことを踏まえ、竹に黒や赤を加えるといったことに取り組んでいます。
新商品開発竹炭を活かして、パウダー状にして石鹸も作られています。
防腐剤も入っておらず、自然の力で時間をかけて固めてじっくり作られています(なんと、40日!)。
自然の力のみなので、体・肌に優しいのです。

薩摩川内にある「竹」という素材の使い道、竹の用途、どう付加価値をつけていくか、楽しみであり苦しみでもある商品開発に努められています。

リスナープレゼントは、Tokyo nobleさんとのコラボ商品「晴雨兼用傘」を1名様です!!紫外線防止加工もしています。
ご当選された方や使われている方、しっかり乾かし、長く愛用されてくださいね。

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