10/28は【新エネルギー対策監 久保 信治】が出演させていただきました。
薩摩川内市は10/5に「バイオマス産業都市」として認定されました。
バイオマスとは何なのでしょうか。「バイオマス発電」という言葉が広がってきましたが、発電に使用するだけでなく、「再生可能な、生物由来の有機性資源で化石資源を除いたもの」です。
まず、バイオマス産業都市とは、経済性が確保された一環システムを構築し、地域の特色を活かしたバイオマス産業を軸とした環境にやさしく災害に強い町・村づくりを目指す地域であり、関係7府省(内閣府、総務省、文部科学省、農林水産省、経済産業省、国土省、環境省)が共同で選定します。
今年度は16都市が選定されました。
バイオマス都市選定地域(PDFファイル)
その構想がいようとして多くあげられるのが、バイオガス発電・熱利用(家畜排泄物)、木質チップです。
排泄物をどうすればいいか。木質チップの場合は、家庭や公民館、ストーブとして使用していくなど、
それぞれの地域の課題を強みに変えていこうと取り組んでいます。
薩摩川内市の場合は「マテリアル(原料・素材)利用(竹)」です。
セルロースナノファイバー、バイオプラスチック、サプリメント、堆肥化等
現在ある「竹から紙を作るという仕組みを持っている」という強みを武器に取り組みます。
そして、ラジオ収録場所にももって行きました、CNFの水溶液の紹介です。
これを固めると鉄の5倍硬く、鉄の5分の一の軽さになります。
水溶液の状態からは、ドレッシングに入れることなども、考えられています。
普通のドレッシングは分離して混ざりにくい。エマルジョン効果を活かし、混ざりやすくできます。
ここで、「え?口に入れるの?!」とご心配される方もいらっしゃるかもしれません。
もともと水と電気だけでCNFを作り薬物や不純物が入っていないため、体に入れても大丈夫なのです。
また、オリンピックレーンに使われる断熱塗料にも使えるのではないかと考えています。
現在のものは、しばらくするとはがれてしまいます。そこで、CNFをつかうと、強度が増します。
施工性+遮熱+強度とプラスの要素が大いにあるのです。
今後、「ナノ」の大きさになり、研究がさらに進んでいきます。
循環型を目指し、どうしても余ってしまう竹については燃やすかガス化を考えています。
これから何をどう実行していくか、とても大事なところです。
関係7府省と一緒に資金運営・試験を含めて支援して頂くのが利点になります。
今後も薩摩川内市を盛り上げていくため、取り組んでいく所存です。
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