6/29の「おはよう!次世代エネルギー」は【八木竹工業㈱ 代表取締役 八木 秀作さん】【めぐりて 販売スタッフ 堀上 駿さん】に出演していただきました。

八木竹工業さんは竹加工業(竹製品の製造・卸・販売)をされています。
創業大正14年。初代から継承された編組(竹編み)の技術を生かした製品から調理ベラ等のキッチンツール、箸等のカトラリー、環境も考えた竹炭製品等も生み出されました。
京都・大分の問屋への卸が中心でしたが、有名百貨店等の直接販売を増やし、現在では、東京の商業施設2K540や浅草ミキシセ、昨年には門前仲町の参道に直営店舗「ななツール」をオープンされています。
生活に根付いた商品開発から、竹だけにこだわらない異素材とのコラボレーション商品の開発にも力を入れられています。

今回は竹にまつわるいろいろなお話をしていただきました。

まずは、このホームページやフェイスブック、ラジオでもお伝えしておりました、サッカー元日本代表・中田英寿氏プロデュース「CRAFT SAKE WEEK」での出店についてです。
八木竹工業さんには、観光物産協会・市役所とともに「薩摩川内」ブースで出店していただきました。

お酒のイベントということもあり、お猪口や酒器・新製品を中心に販売されました。イベントの期間だけでなく、参加された方から、後日ご連絡、ご注文いただくこともあったようです。

いろんな場所で活躍を広げている竹製品ですが、現状についても教えていただきました。
八木さんは3代目として営まれていますが、初代、先代の時代には中国産の量産されたものに押されていました。東京オリンピックも近づく今、国産のものがニーズが増えてきています。ただ、押されたことで、作り手が一回少なくなっている現状、職人技は養成に時間がかかったり、人が育たなかったりと買いもあり、注文に対応できない一面もあるのだとか。

ただ、工芸品、など「クールジャパン」と言われるように技術を世界が認めてられ、盛り上がっていることは事実です。
一言で「竹製品」といえど、竹をきってすぐ製品になるのではなく、切る時期で竹が違ったり、竹それぞれの曲がりをのばすことや、釜にいれて油をとること、虫が来ないようにするなど、手間がかかります。手間をかけても、ダメになる竹もあるのだとか。自然のものを生かす、相手にするのも大変です。手間といえば、加工する・編む職人さんに人件費がかかります。その職人さんが作ったかごもすべて一緒じゃない、それぞれのかごにそれぞれの味わいがあります。
人件費という一面を考えた時、協力会社と一緒に新商品の作成に取り組まれています。

7年前、日本各地から5種の工芸をされている職人さんたちが、集まり、めぐりて/2K540という店舗を開き、2店舗目めぐりて/浅草 EKIMISE店、そして、昨年新しく、八木竹工業さん一社で門前仲町に「ななツール」という店舗を開かれました。
門前仲町は、かわいい町並みで八木さんがひとめぼれされた地域なのだとか。
作り手さんたちと一緒の秋葉原、外国からの観光客の方の多い浅草、カフェが多く若い人たちの多い門前仲町、あまり離れていない距離ですが、店舗によって雰囲気も違うようです。

そして、商品に関して、竹のみの商品だけでなく、工芸品にこだわるのでなく、小物など様々なものを製作されています。

従来の問屋で言われたものをつくる以外に、「こんなの作れない?」とのお問い合わせにお答えするべく、奮闘されています。
これまで関わり合いのなかった業者さんからのお問い合わせも多いのだとか。
例えば、かんざしに関わるもの、なでしこJAPANの国民栄誉賞を受賞された副賞を作られた「竹田ブラシ」さんからは、「ヘアメイクの漆を塗る刷毛の持ち手が作れないか」とのお問い合わせ。
ほかの業種さんからも、「織機のシャトルを作れないか」、「コップにロゴを入れられないか」など、既存のものにオリジナルの物を作れないか、というお問い合わせなど。

インターネットをはじめ、竹が強いものであるという素材の持ち味を生かしたお問い合わせ、竹や木製の商品・景品を探してる人からのお問い合わせがあるそうです。
幅広い商品ができそうです。

そして、実際にいろんなものを作ってみると意外と単純にできたりすることもあるのだとか。
「なるべく来るもの拒まず、できるかわからないものを作る挑戦する。」
職人スピリッツが感じられますね。

さらに、イベントへの参加も意欲的にされています。
6月には鹿児島県のアンテナショップ「遊楽館」で、奄美大島とコラボして「奄美の真珠展マルシェ・ドゥ・かごしま」へ参加されていました。
イベントは6月29日までだったのですが、7月の1か月間は、引き続き、竹製品の展示販売をされているそうです。

そして、地元愛で、地元でも。
この土日(6/30~7/1)、入来麓武家屋敷群の、古民家の並ぶ場所にて、「竹製品の販売」をされました。
今後の地元での動向にも注目です。

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