5/19は【有限会社森木材 代表取締役 森大輔さん】に出演していただきました。
有限会社森木材さんは設立33年で森大輔さんが3代目になります。個人・林業事業体・森林組合・公社・国有林から木材や竹を購入してチップ化して中越パルプ木材さんへ納入されています。
薩摩川内市竹バイオマス産業都市協議会に入会していただいています。そのなかで、分科会「竹の収集・処理地域システム」に属していただいています。普段竹を持ち込んでいただくのは、ほぼほぼ個人さんとのこと。軽トラックの荷台に竹を積み、持ってこられるそうです。
森木材さんの取り組みの中でも、放置竹林をいう課題があることを含め取り組みを提供していただきました。
さて、放置竹林はどこにあるのでしょうか。実は道路から一歩入ったところにもあるのです!
個人さんの土地(山)に竹が育ち、手入れをしないまま枯れて倒れていく…竹以外のものも生えてきて、放置期間が長くなり、個人の力では入ることもできなくなるほど、めちゃくちゃに、台風のあとのようになっている…。見たことがある方も多いのではないでしょうか。
放置竹林の課題には、搬入される方の高齢化の問題もあるようです。
定年退職をし、その時間で取り組まれ、「竹をきれいにするのが生きがいになっている」といううれしい一面もあるのですが。
ほかにも
・山主さんが山の境界をしっかりと把握されておらず、どこからどこまでが自分の山であるのか把握されていない問題
・山主所有者が探しきれない問題(登記簿の登記を更新していないために、権利の問題が複雑になってしまう。)
など、問題は一つに限りません。それを一つずつ解決していき先に、明るい未来があるのでしょう。
その一歩として、「孟宗竹バイオマスの生産可能性について」と銘打ちし、鹿児島大学の寺岡教授のもと薩摩川内市入来町の放置竹林を「実際に伐採してみるという実証実験」を行いました。
Ⅰ 高性能林業機械で放置竹林を片付けながら伐採する。
Ⅱ 人が放置竹林をカ付けながら伐採する
二つの方法で実証を行い、優れている点両方が合わさることのすばらしさを感じられました。
実証作業の中で「竹山を片付けるこの作業だけでも都会の方からしたら珍しく貴重な体験である。体験観光として成立するのではないか」という一言に衝撃を受けられたそうです。
今後、竹に関する活動として
竹にかかわる仕事が増えれば雇用が生まれる
雇用が増えれば放置される竹林が減る。
竹林が整備されればタケノコが取れる。
タケノコが取れればご飯がおいしくなる。
御飯がおいしくなると健康になり一生懸命仕事をする。
これだけではありませんが、いい連鎖が続いていく。理想を現実に近づけていきたいと思います。
今回のプレゼントは、「竹紙ノートナチュラル&ホワイト」を5名様です!
ぜひ、クイズに答えてご応募ください!