甑島は、九州本土と比べ電力系統が小規模のため、出力変動の大きい再生可能エネルギーの接続制限があります。再生可能エネルギーを導入するためには、出力変動を吸収する蓄電池を同時に導入するなどの対策が必要です。

平成25年3月に策定しました『次世代エネルギービジョンおよび行動計画』の一環として本市は、環境省の補助金を活用し、住友商事株式会社と共同で、電気自動車(EV)の使用済み蓄電池(以下、EVリユース蓄電池)を甑島に設置し、再生可能エネルギーの接続環境を整備する実証事業に取り組むことに合意しました。

経済性の高いEVリユース蓄電池を利用し、事業の経済性を成立させることによって、再生可能エネルギー導入に課題を抱える他の離島などにも展開できるような事業を検証します。