みなさんはZEB(ゼブ)という言葉を知っていますか?
ZEH(ゼッチ)という言葉はCM等で目にする機会もあるかと思います。その仲間といえば伝わりやすいでしょうか。
ZEH・ZEBとは、エアコンや照明等の家電や給湯器等、建物内で消費するエネルギー消費量と創エネ(太陽光発電システム等によりエネルギーを創出すること)や、高度な省エネ技術によって年間の一次エネルギー消費量の収支をゼロにする仕組みを持つ建物になります。
簡単にいうと、一年間のエネルギー消費量と自らが生産した再生可能エネルギーの量が同じ、もしくは再生可能エネルギーの方が多い建物、ということです。
ZEHのHがHouse(ハウス)=家を表しているのと同じく、ZEBのBは(Building)ビル=建築物を表しています。
(出展:環境省HPより抜粋)
ビル等大きな建物はいろいろな設備がたくさんあり、消費するエネルギーも大きくなります。例えば、会議室等の広い空間があれば室温調整のためにエアコンの出力も大きくなったり、エレベーターの昇降や部屋ごとの照明、OA機器等の消費電力が大きかったり。一般的な家と比べ何倍ものエネルギーを消費しています。
ZEBは、その建物の中で消費されるたくさんのエネルギーの収支をゼロにする機能を持った、省エネと創エネに優れたビルということになります。
4月29日に川内文化ホール跡地にオープンした、九州電力薩摩川内複合施【センノオト(本館)】が国内最大規模の「木造建築における『ZEB』認証」を取得されました。
薩摩川内市に今までなかった新しい施設。
カフェと読書が同時に楽しめたり、子どもさんが絵本や創作を体感できたり、楽しいイベントが続々と開催されたり、キッチンカーがやって来たり・・・
そんな楽しさ満載の施設に加え、地球環境にもやさしい施設の魅力を探っていきたいと思います。